第三の唇物語6

そして俺達はMCバトルに出まくった。

負けまくった。

恥をかきまくった。

ジアンサーは青森予選ならいけると意気込んで向かったが、一回戦で負けた上に青森の風俗に行って帰ってくる始末。

なのに
「25時の影絵が"今日は春日部からエントリーしてるのも俺はチェックしてる!"ってシャウトしてたんだよ!」
とぬるい事を言って1人感傷に浸っていた。


KSKB NIGHTのバトルも二回目の時はニコニコ動画にあげられた。

ニコニコ動画のシステムをよく理解していなかった俺達はみんなでニコニコ動画に登録して自分のバトルを見た。








鬼のように叩かれていた。

俺が出てきてすぐに画面左上から右に流れて消えていった
「でぶ」
の二文字は何か夏の打ち上げ花火を遠く離れた公園から見てるような気分にさせてくれた。

まだニコニコ動画があるのかは知らないけどあのスクロールしていく文字はなかなかだよな。
考え直したほうがいい。



その後もバトルに出ればその数日後に
「スークンのバトルで負けた後のmixiの言い訳の日記が2ちゃんねるに載せられてる上に叩かれてたよ!」
とか
「スークンの顔は草履を履き潰したような顔って2ちゃんねるに書かれてたよ!」
とか色んな情報を友達が俺にくれた。


俺は一切そういう類いは見たことがなかったからいつも笑いの種になっていて面白かった。


でも出続けて 負け続けて、皆で一緒に出てたバトルも気づけば俺1人が躍起になって出てて寂しさもあった。

俺はなんか初めてバトルに出た時からそうだったけど妙に常に勝てる自信があった。
人より早口ができるわけでもないし韻が踏めるわけでもないし、俗に言う首が振れるラップってやつでもないし、八文字みたいに顔立ちがいいわけでもない。

だけど常に「とりあえず皆には謙遜してるけど今日の優勝は俺だな」
と思って出ていた。

多分、ヒップホップとかフロウだとかバックボーンだとか抜きにして単純に言葉のやり取りで負けるわけがないというのが確かな自信としてあったんだと思う。

でもそれをビートに乗せたりライムしたりってとこができなかった事が俺がバトルで結果を出せなかった要因であると思ってる。

ビーボーイなんて話してたって面白くて笑える奴はそんなにいないよという気持ちがあったからだろう。

でも実際は視野を広げれば面白い奴はたくさんいた。



話を戻すと、第三の唇としてはUMB2007の柏予選に皆で乗り込んでいって後藤君だけ唯一、一回戦で負けてしまったけど皆で一喜一憂して楽しかったバトルの夜だった。

後は3ON3に初出場して俺と板垣氏と徳永で出て新潟チームに勝てた夜。
個人戦は個人戦なんだけどなんか1つになって勝ちを皆で取ったって印象があってあの夜も面白かった。

でも本戦ではフケのようにあしらわれて三人抜きされた。



そう、このバトルってのは俺らにとってはルーツだと思う。

こっから繋がっていった面子、KSKB NIGHTで繋がった面子を誘って浦和baseでひょうたんというイベントを始める事を決意した。


疲れた今日はここまで
次回は、酒を飲み過ぎた女の子がぶっ倒れて口から血を出して失神していたのを
関口に「DJ 口から赤血球」と名付けられてしまう物語。
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by kuchibuil4951 | 2013-04-17 18:37