大脱走アニバーサリー大団円
6月7日の大脱走一周年ANNIVERSARYありがとうございました。
笑顔があって熱狂、興奮があって後半にはカオスがあって最後には大団円。
ぶっちゃけ俺はクラブとかガヤガヤしたとこはそんなに好きじゃないからクラブで騒いだりする事は滅多にないんだけどあの日はヘッズに戻って発狂させてもらいました。
6月6日11:20
俺は地元のケーキ屋の前に立っていた。
南桜井駅界隈ではケーキ屋においては他の追随を許さないケーキ無双の異名を誇る「ダルトワ」。
無双どころかこの地区にはこのダルトワしかケーキ屋はない。
俺は見た目から勘違いされやすいのだが甘い物はほとんど食えない。
ショートケーキなんてのはその筆頭代表格で食えない。
エクレアとシュークリームくらいかな。
食べられるのは。
あとはチーズは全く食べられないはずなのにチーズケーキは食える。
そんな俺が何故ダルトワの前にって?
野暮だな。もう野暮通り越してめでてーお中元野郎だな。
ボンデスハムでもくわえてな。
その翌日6月7日は我々のパーティー大脱走の一周年かつ、ゲストのMC漢さんの誕生日なのだ。
俺はダルトワのご主人と打ち合わせ。
とりあえず誕生日っぽい感じがするからイチゴのショートケーキとチーズケーキの2つをホールで注文した。
ケーキに乗せるプレートの文字も同時に発注する。
1つは
大脱走一周年Happy Birthday!
もう1つは
MC漢 MURDARATION!
これを伝えた時のご主人の曇った顔が解せないが注文は完了した。
翌日の19:30頃受け取りに来る事を伝え店を出た。
翌日
6月7日17:30
仕事を終えタイムカードを押す。
まだ他の人はちょろっと何か仕事らしき事をしていたが、残念。
俺はダルトワにケーキを20時までに取りに行かなくてはならないのだ。
颯爽と着替え、受付の警備員に右目でウインクをして暗黙の「Good-bye! See you!!」を投げ急いで帰った。
6月7日19:40
南桜井駅に到着。20時閉店のダルトワに駆け込んだ。
ケーキを受け取り保冷剤の件で少しご主人といがみ合う。
そして家に帰りすぐ着替えて準備をする。今夜は色んな人が来るだろうからシャウトでも貰おうかなとボイスレコーダーをテーブルの上に乗せ忘れずに持っていける様に段取る。
全ての準備が完了しボイスレコーダーをテーブルに乗せたまま家を出てヤーボを迎えに車を走らせた。
6月7日20:40
ヤーボを乗せ浦和に向かう。
車内ではヤーボが
「もうそろそろ性欲に殺されそう。」
と嘆いていた。
これこのまま事細かに書いていたら終わりそうにないので飛ばします。
STUTSのリハーサル。神の指。
そして俺は控え室で金勝山と音源制作について語った。
いい時間だった。
フロアに戻るともうオープンしていた。
DJ YABO。
見るたびに曲の繋ぎが下手になっていってる。
いい曲を聞き分けるセンスは高いのに。
そして23時過ぎて早々に本物がDJブースに現れた。
本来ならDJ MINEの時間帯だが。
あの人!!
先月熊谷で衝撃的な光景を見せてくれたBEATSTATION!!!!名前は間違ってたら申し訳ない、DJ B-QUIK氏かな。
MINE君と共にかましに来てくれました。
プレイが偉い正確で釘付けになっちまったよ。
ただここで邪魔が入って外に呼ばれちまってな。
ったく。
あとは結構飲んだからあれだな。
いい感じに浮わついてて気持ちよく楽しませて貰ってた。
TKは回りに気使わないでいい時間でライブやった方がいいと思うし、UP JOINT CREWは正直完全にまともにがっつりライブ見るのは初めてだったけど格好よかった。
でもあえて苦言を呈すならマイクこもってたし、もうちょい何言ってるか聞こえると尚いいね。
でも格好よかったよ。リハから良かった。
金勝山&DJ YABO。
DJ ANSWERが別現場のため欠席で緊急初タッグ。
ヤーボとANSWERは雰囲気が相当似てる。
服装のベクトルも似てる。
しかもヤーボは熊谷に行ってANSWERと間違えられて若い子に挨拶されたのを見た事がある。
One trick pony!!!!
この辺りからバーカウンター周辺で乾杯が始まりだした。
幼稚園とかからの友人。
よちこちこーー!シャンパン持ってお祝いに来てくれた。
なんかキャッシャーでIDがなくてモソモソとやってたけど。
二部ライブ、トエピックス、NAIKA MC。
トエピックスにはUNITYともう1人が援護射撃。
呼吸の合わせ方がいい。
あと二人の声のコントラストもいい。
コントラストってどういう意味ですか?
NAIKA MCにはESTが来て悪友。
この曲は何度でも聴ける曲。
何度でもっ何度でもっ何度でも立ち上がりフフーフー♪
あとは大脱走初登場我次郎MIC。
かなり短めのバスローブに身を包んでのNIGHT BEE a.k.a 夜の蜂。
かましてましたね。
ただガジさん若干緊張してるように見えました。
そしてこの日のゲスト。
ナイカのライブの終盤からステージ裏で皆がソワソワしだした。
DJ YUKIHILLが誰かに何かの指示を受けているのがフロアからチラチラ見える。
「はいっ!はいっ!」と丁寧に返事しているのが見える。
ユキヒルがマイクを持ちPAブースに向かってその持ってるマイクを指差し
「これ!こーれ!こーのーマーイーク!使ーいーまーすー!」
と言ってるかのように口パクとボディランゲージで鬼気迫る伝達をしていた。
本当はオーガナイザーとしてはそれは俺の仕事なのだろうが俺はスッと見てみぬふりをした。
ごめんユッキー。
そして。
大脱走。
一周年。
記念。
祭り。
この人しかいない。
MC漢&DJ琥珀。
漢さんて事で最前列にはストレイドッグも遊びに来てくれてた。
シャンパンも入れてくれててご馳走さま。
初っぱなは無言の蓄積の最後のバースから入ってきた。
そっからはクラシックのオンパレード。
俺は単なるヘッズと化し被せに被せてた。
背後にはナイカ。
被せに被せてた。
前方にはアンデルセン。
被せに被せてた。
皆被せに被せてた。
所々曲を中断したりなんだりってあったけどヘッズと化した俺は何も気にならないくらいに上がった。
漢さんの魅力は言葉に巻きつけた緊張感、こっちの耳に入った瞬間に体がゾクッとする緊張感。
それがMSCの頃からの印象で、最近はそこに鉛の様な鈍器な重さが増しに増している。
ってラップだけじゃなくて漢さんは曲間のMCでも分かるんだけど人間性に魅力が溢れてる人だ。
頭の回転。
あー、そりゃバトルあんなに強いわみたいな。
マスターさんとの掛け合いも絶妙なツボで攻めてくる。
かなーり空気の読めるMCだと思う。
昔っから俺のヒーローです。
MC漢&DJ琥珀。
マスターさんや鎖GROUPの皆さんありがとうございました。
俺は漢さん用のケーキをステージに持っていこうとしたが酔っぱらっていたために持った瞬間に手から落下。
ケーキが潰れてしまった。
うーん、マンダム。
でも、まあ良かったよ。
とにかく漢さんには上げられっぱなしでしたわ。
そしてDJ MICARFy。
本物過ぎるでしょ。
ストイックないいDJです。
俺のヒップホップ聴かない地元の友達もあの女の子DJいいねと言ってました。
多分俺が事前にミカーフィーのDJ格好いいよって言ってたから釣られて言ってる部分もあるとは思うけどそんくらい色んな人ロックしてました。
あとバーカンでたまたま居た青年に
「何飲むんだい?」
と聞いたら
「あっ、コッ!コーラで!」
と言うので飲ませてたらその青年はミカーフィーの弟だった。
似てた。
三部には俺もライブしたんだけど、本当はもっと色々仕込んでてうまくやればいいライブになったはずなんだけど最初から全ての段取りを飛ばした。
残念。
でもデビルズタン初めて歌詞飛ばさないでできた。
ドタマ!hiero!ナイカMC!ありがとう!
そのままMUSASABIにパスした。
汗を拭いたりしてたのでちゃんと見れなかったけど最後にやったSMOKE ZONEはやっぱりイカシテる。
そして神指叩師STUTSのMPCライブ。
魂が乗ってたよ。
がっつり堪能させて貰った。
楽しそうにやってる姿を見るとこっちまで楽しくなってくるってかむしろウルッときてた。
そしてショーケース最後。
そう、あれはもう5年6年経つだろうか。
春日部INGのKSKB NIGHT。
あの30人も入ればパンパンになってしまうあの狭い箱であのパーティーでいつも毎月トリを務めていたのがその男。
深い時間のダレたフロアを毎月再着火させるのがその男。
誰よりも汗をかき、誰よりも声を張り上げ、誰にも思い付かないとんでもないラインを吐き出すその男。
KMC。
ケムのライブを見てると自然と笑顔になる。
一部ショーケースの時のTKのライブを見ながらバーカンの前で
「あいつは昔っから何にも変わってねーや!ぶれねー野郎だなー!ガハハハ!」
と言いながら俺におごらせた酒を飲み高笑う。
ケムも全然変わってなかったよ。
変わってないまんま太くなってる感じだった。
ケムのライブも俺はヘッズと化していた。
毎月第四土曜のKSKB NIGHTを思い出した。
最高だったね、また呼ぼう。
このケムのライブが終わって既に5時を回っていたが、ここからがカオス。
次回のライブ権を賭けたMCバトル。
朝焼けMCバトル。
まずバトルのルール説明も何もない状態でいきなりTKがMCを呼び込みバトルビートを聞かせバトルをスタートしようとする。
カオス。
バトル見た事ない人いたらわかんないよな。
カオス。
MC漢エントリー。
カオス。
決勝
ちびたvsMC漢
カオス。
一本目、パンチラインの数やらなんやらで明らかに漢さんが圧倒。
判定も漢さん。
「今のは延長だな。」
延長に入る。
カオス。
絵がシュール。
ちびた、若干顔がひきつってる。
判定、勝者MC漢。
「いや、延長だな。」
またも延長突入。
漢さんのパンチラインがいくつか飛び出す。
もうカオス。
カオスの最上級カオセスト。
完全にカオセストだった。
判定、勝者MC漢。
優勝MC漢。
次どうすんだろう。
そして、ここから漢さんの号令でオープンマイクが始まった。
ドタマとナイカが集中的に漢さんに弄られてた。
俺は途中から怖くなって少し逃げ出したが、ずっとSTUTSがMPC叩いてその上でのセッションは続きました。
八文字と椎野君。
気がつけばあまり絡めなかったなー。
バーカン前で八文字とますこちゃんが絶妙なラブストーリーディスタンス(愛の距離)をとっていたのにおののいたのは覚えてる。
ますこちゃんへのプロポーズはそれを見て諦めた。
さちゃふ、体調不良なのに無理して来てくれてビビった。
ありがとう。ドタマが振り向くように何とか頑張りますから。
いつも大脱走の告知を率先してやってくれたりして嬉しかったです。
俺たちから何かしてやれたかっていうと何もしてないけど、これから恩返しさせてもらいます。
アンデルセンも毎回朝焼けバトルに出てくれたりしてありがたかったです。
正直いきたくねーなーって回もあっただろうけどひた向きに何かを狙っている姿には心を打たれました。
今回は客演だったけどリリック格好よかった。
よちこ。遠くからわざわざお土産まで持ってきてくれてありがとう。俺の聞き間違えじゃなければ高崎のナイカのリリパの時の朝方も俺に
「繊細な人なのね。」
と言ってきた気がした。なかなか鋭いいい眼を持ってるね。
半分正解だな。半分はハズレ。
でも素晴らしい洞察力。
ありがとう。
あとケーキの落ちてバイ菌がついてるっぽいとこたくさん食べさせちゃってごめんね。
さちさんはほぼ毎回来てくれて色々世話してくれてアドバイスくれて気使ってくれて本当にこの一年間の大脱走の支えになってくれてました。
極度の人見知りの俺が1人で初対面のゲストを空港まで迎えに行かなくちゃいけなかった(俺をよく知ってる人なら考えられない事)時のメールとかもありがたかったです。
また高崎行きます。
ありがとうございました。
いい写真。
間違いないヒーロー。
ドタッマステッグマイヤーありがとう
レイ君とケムケム兄やんありがとう。
女の子達がどうしてもって言うから。
DJ MASHさんや初リンクの田中光くんとかも遊びに来てくれてた。
あと俺のブログ読んでますって話しかけてくれた女性が三名。
ツイッター見てますって言ってくれた女性一名。
俺が女子便で用を足してたら入ってきた女性と気まずくなるかと思いきやツイッター見てくれてると言ってくださった女性の方、申し訳ありませんでした。
とにかく女性の方
至急連絡ください。
飲み会しましょう。
漢さんもマスターさんも最後の最後の集合写真まで参加してくれてサービス精神勉強になりました。
というか俺の勝手な解釈だから違ったら申し訳ーなんだけど、漢さんは多分あの日のライブは本人的に満足な結果ではなかったと思う。
流れでミスしたとこもあったから。
俺とかは鬼MC漢ヘッズだからそれすらも上がっちゃってたけど漢さんは納得いかない部分があったと思う。
だからこそのバトルへの参加だったりオープンマイクでひたすら皆とラリーしてたりだと思った。
ちびたと何回もやった延長も俺の目には
「お前結果出てんのにこんなに強引に延長にしてやってんだからさっさとパンチライン決めてお前が勝てよ。」
っていうメッセージに感じた。
最後の写真に入ってくれたことも。
全て俺の勝手な意見だから考え過ぎかもしれないが漢さんはそれぐらいの器量持ってる人だと思う。
朝9時に空港行かなくちゃいけないって言ってたのに浦和を出たのは7時頃だったし、漢さんは想像を遥かに越えた魅力に溢れた人だと思う。
去年末の16万争奪バトルの時のTKに言ったラップの俺の真意を読み取ってくれてたのも上がった。
色々上がる言葉をたくさん貰って朝方も朝方にまたもやヘッズに戻ってました。
最高の夜でした。
DJ、ライブ、あのメンツだから作り出せた空間でした。
ジーンとしましたよ、音が止まった時は。
大脱走、ありがとうございました。
大脱走メンバーご迷惑おかけしました。
そして一年間ありがとうございました。
またそのうち。
個人的パンチライン
漢さん
「あー、あの崇勲の何だっけ?弱ってんじゃねーよだっけ?」
わかってねーなです。
by kuchibuil4951 | 2013-06-11 22:31