春日部鮫史7 氷河

そして遊びで皆でリリックを書いたりしていると18歳の終わり頃だったかな。

板垣氏の彼女、まあ今の彼の嫁さんから
「アタイの地元の友達がDJやっててイベントに出てくれるラッパー探してるって言ってたからアタイも言ってやったんだ、アタイの彼氏の友達がラッパーだって。」
しかもライブどころか人前でマイクすら握った事もないのに、ちょいちょいライブやってるみたいだよ的なノリで彼女は話を進めていた。


そしてなんやかんやの渋谷FAMILYでの初ライブへと繋がる。
この辺は以前にもブログで書いた事があるので内容が重複してしまうので多少割愛させてもらうが、イベントのリハーサルで回りに知り合いが誰もいない四面楚歌状態なのに板垣氏からマイクチェック代わりに
「ツルミ、ツルミ、オマ◯コツルミ」という当時世界で俺と板垣氏とか四人くらいしか知らないギャグをやらされた。

その時の周囲のオーガナイザーやクラブスタッフ、出演者全員が俺の事を死んだカマキリを見るような目で見ていた。

そして俺は一部のライブで10分だった出演時間をごねて15分にして初ライブをした。初ライブだったが故に若いラッパーとかは10分というタイムテーブルが普通な事をわかっていなかった。
むしろ今でも10分とかでやるし。

ちょっとだけ生意気だったかな。

そしてライブを終えパーティーはここからというところで俺達はオーガナイザーにもう帰るよという事を伝えた。

2時ちょい前だったかな。

オーガナイザーはびっくりしていた。
と同時に、水分を米が全部吸っちゃったお茶漬けを食べてるような表情してたなー。
「まじで帰るんすか??」
とか言ってたもんなー。
俺とかはその辺の感情はドライだったからサッサと帰った。

当時あそこで出てた人達は今も続けてる人いるのかな。
名前は二人しか覚えてないけど。




そしてそのパーティーでのライブで謎にかなり盛り上がった事に気をよくした 我々は今度は自分達でパーティーを打とうと計画を企てる。

はっきり言って当時はこのヒップホッ プの業界というかなんというかそういうパーティーを打つノウハウが全くな かった。 とりあえず土曜日の夜にやっとけば人 なんて黙ってても入るだろうと思って いた。

現実は厳しかった。

フライヤーに記載されているのは MC SUKUN

DJ YABO
DJ 510

これだけだったからな。
しかも鴻巣AQUA。
地元が近いわけでもなんかゆかりがあ るわけでもなかったのに。今考えると完全にこのフライヤー見ても遊びに行こうとは思わない。

この三組だけのシンプルな並びで客入れるのはDJ KRUSHさんの名前がのっ てないと無理だろう。
SUKUN,YABO,510、誰?ってなるからな。

そしてスネ毛が全部抜けるほど滑った パーティー。
しかも俺は絶対外せない仕事の飲み会 があって渋谷から夜中タクシーで向かったが到着は3時頃だった。
タクシー代は二万かかった。

あの夜は結構こたえたなー。 ちゃんとパーティーは告知とかしないと駄目なんだってその夜に初めて知った。


それから数ヶ月はラップの事を考えると、なんか背中のどこかが痒いんだけどその痒いポイントがなかなか見つからないって病にかかったなー。

でもなんだかんだでまた折れた心が元に戻ったところで今度はヤーボ宅で録ったデモCDを持ってパーティーのオーガナイザーに渡しに行ってライブをさせてもらうという作戦に打って出た。

そこで出会ったのが何を隠そうケニーだった。
ケニーたちは地元は千葉だったんだけど春日部で根を張って活動してた。

そしてそのケニーたちのパーティーにレギュラーで出してもらう事になった。

同時に新宿IZMという今はもうない箱でも平日水曜日だったんだけどレギュラーが決まった。

でもどっちのパーティーとも俺達の人見知り病が出てしまってうまく馴染めなかった。
だから当時一緒に出てた人とかは誰がいたかとかほとんど記憶にないんだけどケニーのグループのNEXT SUMMITだけは群を抜いてライブが巧かった。

あと1つ記憶してるのはSFPという四人組くらいのグループが出ていてその人達のライブを見ながらヤーボと
「SFPってなんの略かな?」
「シコ踏んでポンじゃない?」
という会話をした事かな。


春日部も新宿もレギュラーと言いつつすぐにフェードアウトしていった。


そこからは人のパーティーに出るのも嫌になっていってひたすらヤーボの家で曲だけを作っていった。
この時期はたぶん21歳から23歳くらいだったと思う。

今思うと本当に各方面に申し訳ない事してたなぁと反省する。


このままこの性格だからずーーっとライブする事もなく終わっていくんだろうなとも思っていた。



そんなある時板垣氏が買ったUMB2005のDVDを見てまた全てが変わった。
今フリースタイルってこんな風になっちゃってんの??ヤベーーー!って興奮した。

ここから当時4小節フリースタイルするのがやっとだった俺がフリースタイルを磨く事に没頭し始める。




次回、ジアンサーがゲームセンターでエアホッケーをやっている女の子のスカートの中を寝そべりながら覗き、怒った女の子に不良を呼ばれ詰められかけて
「誠意を見せるか、警察に捕まるかどっちがいい?」
と言われ神のスピードで
「警察がいいです。」
と答えて警察に捕まって高い階段を両脇を警官に掴まれながら降りてくる様がまるでマイケルジャクソンの巻です。
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by kuchibuil4951 | 2014-04-23 19:27