フリースタイルダンジョン(ネタバレ注意)
結果はラスボス般若さんに負けて敗退。
ダンジョン制覇ならず。
今回はTKから最初に誘われて。
俺とTKとあともう一人を誰にするかというところで、ほぼほぼ即答でナイカさんで行こうとTKと話して。
でナイカさんも二つ返事でOKくれてメンバーが決定した。
そしてその決まった時から俺が二人に言った作戦が、俺を1on1に出さないという作戦だった。
これがダンジョン攻略する上で1番可能性が高い戦略だと思った。
時を遡り1月下旬。
番組のチーム紹介のVTR撮影をTKの希望で足立の河川敷で撮影した。
全員のスケジュールを合わせて平日の夜に北千住の河川敷集合といういなたいギャングみたいな集まり方をした。
めちゃくちゃ寒い夜だった。番組スタッフさんの笑顔も全く笑えてなかった。
なんでこの河川敷なんだよというのが完全に表情に出てた。
そして事件は起こる。
TK的に川を渡る国道4号の橋の上で撮りたいというイメージがあったようだが、橋の上は車がビュンビュン通るから雑音が入り過ぎるという事で瞬殺でNG。
ただでさえ寒い日だったが輪をかけて凍てついた空気が走った。
結局橋から少し離れたどこにでもありそうな道端で撮った。
この一連の流れを後に
「だったら北千住じゃなくても良かったんちゃうん?事件」として俺は呼んでいる。
そして本番の日。
楽屋入り。
ここからはネタバレになってしまうので言えないけど楽屋は和やかなムードで他の出演者達と共にかなり話が盛り上がっていてリラックスムードだった。
でも自分は緊張していないつもりだったが煙草を吸う本数がやたら増えていたのに気づいた。
いざ出番。
バトルの内容に関してはテレビでご覧の通り。
隠れモンスターがFORKさんだったという事以外は全部予想通り。
般若さんのとこまで到達するのは想定内。
事前の作戦は、最初の1on1にはナイカさん。2on2には俺とTK。そして4thバトルの1on1には指定さんが出て来るだろうというとこでそこにはTKはん。
で、最後の般若さんにはナイカさん。そう決めていた。
これが相手の裏をかく作戦。
でも迷いが生じる瞬間があった。
それはTKはんと指定さんのバトルを観ている時だった。
この指定さんとのバトルのTKが凄くて、まあいつも凄いんだけどこの日はTKの背中に赤く燃える巨大メガネ(レンズ度入り)がうっすらと俺の目には映ってて、この巨大メガネが見える日は何度もあるんだけど、その中でも印象的だった巨大メガネ陽炎が見えたのは2008年のUMB東京予選の般若vsTKの時。
あの時と同じ巨大メガネが見えて、俺は迷いが生じてしまって隣にいたナイカさんに
「指定さんに多分TK勝つけど、俺はこのまま次の般若さんもTKでいっちゃっていいかなぁと思ってるんだけど。。。」
と持ち掛けた。(自分は行く気無し)
するとナイカさんは
「いや、俺はもう般若さんに行く気だけど。」
と返して来たと同時に彼の方に目をやるとなんとナイカさんの背中にも青く燃える巨大メガネが浮かび上がっていた。
こっ、これは。。。
俺は自らを恥じた。
まるでナイカさんを信用していないような口振りをしてしまった自分を恥じた。
隣でこんなに大きい巨大メガネを浮かび上がらせているとは思わなんだ。
そして最終面のvs般若戦。
観てくれた人もわかってもらえると思うけど熱い戦いでした。
でも敗退は敗退。
水を差す言い方はしたくないのだけど、あの日終わってから皆が
「負けたけど良かった」とか
「勝ち負け以上のものがあったよ」とか言ってたんだけど俺はそうじゃなくて、この3人で出たなら絶対に制覇しなくてはいけないと思ってた。
前に俺が般若さんに生き恥を晒して負けた時はまあここまで来れたからいっか、と思っていた。
だけど今回は必ず100万獲らなくちゃいけないと思ってたし獲れると思っていた。
まあ俺が1on1に出ないからこんな勝手な事言ってると思われても仕方ないんだけどあまり心からスッキリはしていなかった。
そう思っている自分に気づいて少しは俺も見てるステージが高くなってるのかなと思った。
にしても最後のナイカさんのあの熱量のラップをして勝てないっていうのはもう尽くす手はないし般若さんてスゲーなって事で。
ナイカさん最後とんでもないプレッシャーだったと思うけどありがとう。
俺だったら途中でラップ止まって1発クリティカルで負けてたと思います。
というわけでこれにてパンチラインフェチズは終了です。
色々とありがとうございました。
終わった後に般若さんと話をする時間があって二人で話したんだけど、般若さん的には最後は俺が出て来ると思ってたらしく、裏をかいてもTKが来るという予想だったらしい。
ナイカさんが来るという予想は全くしていなかったらしい。
俺はバトルでは今回特に何もしてないけどこの作戦に関して般若さんからお褒めの言葉を貰えちゃいました。
ナイカさんはFORKさんと般若さんという二人と激闘を繰り広げかなり精神削られたと思います。
熱量の勝負になった時に、下手なディスを使わず真っ向から立ち向かっていけるMC。普段からよく喋る男。般若さんとあのステージ、あのプレッシャーの中、あのバトルが出来るのは凄い。
般若戦、FORK戦どっちとも最高の戦いでした。流石でした。
TKは、俺が「指定さんのところはTKが行くのがいいと思うんだけど」
と伝えたら
「大丈夫ですよ!絶対勝ちますよ!」
と即答してくれた。
そしてこれまた最高の戦い。
俺の中で、意味の通るフリースタイルをするラッパーランキングのトップ3に入る男。ダースさんとメテオくんとTK。
やはり春日部のエースは昔の小メガネだった頃から全く錆び付く事なく磨かれ続けていた。
いい仲間と共に戦えて誇りに思います。
ただ絶景は見れなかった。
やるべき事はまだまだあるという事でしょう。
とまあ他人事のようにつらつらと書かせてもらいました。
吉田村長を村祭りで胴上げする事は出来ませんでした。
ZEEBRAさん、UZIさん始め関係者の方々ありがとうございました。
by kuchibuil4951 | 2017-03-22 12:25