そして2007年からはとりあえずバトルがあるという情報を聞いたらエントリーしまくっていた。
俺はパソコンを今もだけど昔から持ってないので友人からバトル開催情報を聞いたりクラブで知ったりしてた。(先日ドタマは電話で、俺がパソコンを持ってない事に驚いていた。あのFacebookの更新は携帯からやっているのか?と)
ライブがしたかったのもあったので池袋bedでこの年から始まったダースさん主催のZEROに目をつけた。
1回目は1月だったのを覚えてる。
バトル初勝利はこの夜だった。相手はわからないけど。
二回戦で灰色に負けた。
そして、KSKB NIGHTのバトルにも参加した。
ここは今思うと何気にゴツい面子が揃ってたね。
磯友なんか無敵状態の頃だしボロもケムケム兄やんももぐらプロもZORNもたまちゃんもいっぱいいたね。
この時には知らなくて数年後に誰かに教えて貰ったんだけどガッティとかKNICもいたみたい。
俺はここでは一回戦でマッキーさんとの血で血を洗うしのぎの削り合いを制したが次でZORNにぼこされる。
というよりかは歓声の時点でマッキーさんに負けてた気もする。
決勝は磯友vs鮫島だったなー、面白かったのを覚えている。
磯友とはこのあとの二回目のZEROの決勝で当たって負けた。
この日よく覚えているのは、ゆうまと一回戦とかで当たったんだけど、彼がバースの最後の小節で
「このブサイクベートーベン!!」
と言ってきた事。
!
!?
??
!!?????????
ってなったのを覚えてる。
あの言葉は七年経った今でも覚えてるし、それを生で観てたヤーボも未だに覚えてる。
ゆうま、ありがとう。
バトル出てるとたまーに言われて傷つく時あるんだよね。
これは去年の話だけど藤沢のバトルに出た時にMEKAくんと当たったんだけど、先攻でMEKAくんが
「俺もあんたもゲテモノみたいな扱いされてるけど!」
みたいな切り込み方できた時があった。
!
!!
!!??!
!!!!!!!!!!!!!!!
ってなったのを覚えてる。
そうだったんだ……ってね。
でUMBはこの年も埼玉には予選が、まだなかったから千葉に出た。
水戸って手もあったんだけど仕事で行けなかった。
でもこの水戸にはジアンサーとバーバーがエントリーしてバーバーがベスト8でジアンサーが初めてのバトルでBEST4だったみたいで俺としては刺激を受けた。
でも数日後にその水戸のバトル動画を見て愕然とした。
ジアンサーの
「これは言葉のチャンバラ、お前はウッチャンナンチャンの南原には…………似てないっ!」
というライン。
ライムになってないし、そもそも似てないなら言わなくてもいい事だ。
それを言われた相手も最初あたふたしてた。
あとは水戸に応援に行った板垣氏やノガミ達から電話があって
「てっちゃん(バーバー)がヤバいよ。。。ベスト8入ったからかかなり有頂天ホテルになってるよ。。。」
と。
しばらくの間てっちゃんが水戸のあの夜から有頂天ホテルになっているとの話が地元で広まった。
まあベスト8ってもたかが二回勝ったってだけなんだけどね。
そしてその水戸から数ヶ月後、今度は俺も含めた第三の唇総出で千葉にエントリー。(ナギちゃんだけ辞退)
決勝の延長でCOBA5000に負けた。
でもこの時はあと一歩って感じがしなかったな。
あの人の壁の高さを痛感させられた。
この日は天才ボロもいたし極悪童士ことチャパもいたね。
あとはジアンサーの一回戦での
「ここは柏WATER、俺は馬渕モーターのようにエンジン全開ー」
みたいなラインは春日部チームだけぶち上がってた。
柏のお客さん達は錆びた釘を見るような目で彼を見ていた。
でそこからも色々とバトル出て翌年2008年はUMBにも埼玉予選が出来たんだけど俺は仕事の夜勤と重なりエントリー出来なかった。
そのかわりに埼玉予選が東京準予選Aだったのもあり逆サイドの東京準予選Bにエントリーした。
俺の中ではどうせ日本一目指すんだから何処からエントリーしても同じだろって感覚だったので。
二回戦で負けた。
で俺はこの日からバトルやフリースタイルへの考え方を改めた。
それまでは勝てればある程度は適当な事言ってもいいかなと思ってやってた部分もあったけど、この辺から本音での表現にこだわった。
だから勝ち負けにもそこまで執着することはなくなった。
ディスするならそれなりの覚悟を持ってラップしたしその覚悟が持てない時はディスはしなくなったし。
例えば
「お前をボコボコにしてぶっ殺して埋めてやる」
って言われた相手にバトル終わって握手求められても素直に握手出来ないでしょ。
もしかしたら握手した手を引っ張られてそのまま飛びつき腕十字とか決められちゃうかもしれないからね。で最終的に殺されて埋められちゃうかも知れないのに。
エンターテイメントを口にするならそれなりに面白い事を言えと思います。
その考え方を変えた直後の池袋bedでのZERO。
もうこの時で何回目の挑戦だったかな。
初めて優勝する事が出来た。
鳥肌立ったよ。
ヤーボも泣いてたよ。
本当小さなバトルでの優勝、世間の人からしたら興味もなければ耳にすることもないような小さな小さなバトルの優勝だったけど俺にとっては世界一幸せなのは自分だと思えた瞬間だった。
次回、バトル編最終章。
▲ by kuchibuil4951 | 2014-04-30 09:43